中国のネット企業価値トップ10!淘宝・天猫をかかえるあのグループも登場

中国のネットニュース「今日頭条」は、インターネット関連企業のランキングトップ10を掲載しました。

今日头条

そもそもは投資家(中国の株を保有する人たち)に対する情報提供記事といった趣きですが、中国ビジネスに取り組む私たちにも参考になる部分があると思いますので、紹介しますね。

現在の中国のインターネット関連企業(ネット企業)をさらっと概観するのにも便利です。以下ひとつずつ紹介していきましょう。

■10位~5位、世界最大の配車アプリ、滴摘出行は6位


滴滴出行

第10位「今日頭条」

このニュースを配信した「今日頭条」そのものが注目ネット企業だったりします(笑)。企業価値100億米ドル。価値の高い、個性的な情報を提供するデータ採掘型のニュースサイトを運営している。2016年10月の月間アクティブユーザーは1億4000万人、1日当り6600万人。創業は2012年3月、創業者は張一鳴、本社は北京。

第9位「美団点評」

企業価値183億ドル。2003年上海で創業した生活情報発信と販売サイトの草分け「大衆点評網」と、2010年北京で創業したに共同購入サイト「美団」が2015年に合併したもの。2016年8月、北京市食品医薬品局から違法行為により立件されている。

第8位「携程」(Cトリップ)

市場価値238億ドル。1999年上海で創業したネット旅行会社。2003年、アメリカナスダック市場へ上場。国内外60万余りの会員ホテルに予約を提供している。2016年営業収入192億元(28億ドル)前年比76%の伸び。

第7位「網易」

市場価値360億ドル。電子ビジネスサービスの核心技術を提供。1997年最も早くからメールアドレスを提供する業務を開始し、これが発展の基礎となった。無償の163,126、を使ったメールアドレスが有名。メールアドレスの合計は5億9000万。現在は総合ネット企業へ発展している。2016年営業収入381億7900万元(54億9900万ドル)創業者、丁磊、本社は広州。

第6位「滴滴出行」

企業価値380億ドル。配車アプリ最大手。創業者・程維が2012年7月北京で会社設立。2013年4月騰訊集団が1500万ドル出資。2014年1月中国最大のSNS微信(We Chat)と戦略的合作。2016年1月、2015年の利用数が14億3000件となり、米国Uberの創立以来の累計10億件を1年で抜き去る。2016年5月アップルから10億ドルの出資を受ける。同8月Uberの中国事業を合併、双方株式を持ち合い。タクシー業界との摩擦絶えず。

■5位~1位 馬雲の2社がランクイン

蚂蚁金服

第5位「京東」

市場価値409億ドル。中国最大の直営方式のネット通販企業(とはいえ出店方式も拡充中)。B to Cに強い。1998年6月創業者・劉強東が北京中関村に京東公司を設立。2006年1月上海へ支店開設、2012年2月ホテル予約サービス、電子書籍ビジネスに進出。総合サービス企業化へ向かう。ネット通販では3150万種の商品を扱っている。ドローン配送など物流改革にも注力。

第4位「螞蚊金服」(アント・フィナンシャル)

企業価値600億ドル。中心の業務は中国最大の第三方支付平台、支付宝(アリペイ)の運営。アリババグループからスピンアウトした金融グループで、馬雲旗下の最も重要な未上場企業。2014年10月設立。経営範囲は決済、小口金融、保険、信用保証など。世界に通用する決済プラットフォームの開発を目指す戦略企業。その動向は大きな注目を集めている。

第3位 「百度」

市場価値628億ドル。世界最大の中国語検索エンジン。2000年1月、創業者・李彦宏が北京中関村に百度公司を開設。数万名のエンジニアを有する中国で最も優秀な技術者集団。中国ネットユーザー97.5%が利用していて1日の検索数は60億回に及ぶ。総合ネットサービス化、多言語国際化へ向かう。国際化では2007年1月最初の海外事業所、日本支社を設立している。2016年営業収入705億4900万元(101億6100万ドル)

第2位「阿里巴巴」(アリババ)

市場価値2661億ドル。1999年9月馬雲以下18人で浙江省・杭州で阿里巴巴集団を創立、B to Bプラットフォームのアリババをスタート。2003年5月ショッピングサイト淘宝網を開始。2004年12月支付宝を開始。2005年3月中国ヤフーを傘下に。2008年4月淘宝網からB to Cに特化した淘宝商城を独立させる。2009年11月最初の独身の日セール「双11」を仕掛ける。2012年1月淘宝商城を「天猫」に改称。2014年9月ニューヨーク証券取引所へ上場。2015年12月FIFAクラブワールドカップの冠スポンサーに。2017年2月世界500強ブランドの23位にランクされる。

第一位 騰訊(テンセント)

市場価値2705億ドル。1998年11月馬化騰以下5人により広東省・深センで創業。中国最大の総合ネットサービス企業の1つ。多元的なネットサービスを包括提供している。QQ及びSNSの微信が代表ツール。2004年6月香港市場へ上場。2009年7月ネット関連特許400を突破。GoogleやYAHOOに比肩。2014年12月グループ内に銀行(深セン前海微小銀行)開設。2016年9月株式時価総額で阿里巴巴、中国移動、中国工商銀行、中国石油などを抜き去りトップに躍り出る。
微信のユーザーは9億人近いと言われ、中国人必携のスマホインフラとなった。また微信に決済機能を付加した微信支付(WeChatペイ)は、決済市場で支付宝(アリペイ)と激しい争いを展開中。

中国でビジネスするなら、これら10社とは何らかの接点がある

微信

いかがだったでしょうか?中国のネット企業を概観できたのではないかと思います。

あなたの聞いたことのある名前も、そうでないものもあったかと思います。
私たち上海TUで言うと、当然2位のアリババグループの企業には毎日お世話になっています。4位のアント・フィナンシャルもそうですね。アリペイが入っているので。5位の京東も大事なパートナーです。

1位のテンセントの「WeChat(微信)」はビジネスでも生活でも欠かせませんし、最近では6位の滴滴を使わないとタクシーもつかまえられません(泣)。8位の携程(Cトリップ)も安いチケットを探すときには必ず見ますね。

ということで、これら中国トップのネット企業は欠かせない存在になっており、私たち日本人にとってもそうなのですから、中国人消費者にとっては言うまでもない状況ですね。この記事で、名前や事業概要だけでも頭に入れておいて頂けると、後々役に立つかも知れませんね。